調整
2011年09月30日
HCLのデザイン調整で何が出来て何ができないのでしょうか? (No.143)
コンタクトレンズトラブルシューティングMailサービス(No.143)を(株)サンコンタクトレンズがお送りします。今回の内容は、「HCLのデザイン調整で何が出来て何ができないのでしょうか?」です。
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Q ハードコンタクトレンズ(HCL)のデザイン調整で何が出来て何ができないのでしょうか? 調整のできる範囲を教えてください。
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A HCLのデザイン調整とは、眼科医の指示のもと、レンズを削り磨いてHCLの形状を現場で変えることです。なお、HCLを削り磨いて眼に合わせ直すことを『デザイン調整』と、ここで呼ばせていただいていますが、既製品HCLの分野では一般にレンズの交換のことを『調整』と呼んでいることがあり、その言葉と区別するためです。
内面ベベル、フロントベベル、フロントカーブ(オプチカルゾーン部分)に加工は加えられますが、内面のベースカーブ(BC)に当たる内面オプチカルゾーンには、調整を加えることが出来ません。
・HCLの断面図(レンズ各部の名称の説明図:ご参考)
http://www.sun-con.com/cl/lens/danmen.htm
★デザイン調整できる事項(関係する項目)
1. エッジの浮き上がり量を大きくする、小さくする(涙の交換、センタリング、装用感に関係)
2. ICブレンド、PCブレンド(カーブのつなぎ目)に研磨を加える。(涙の交換や視力関係)
3. エッジの曲率半径を大きく、小さく(異物感やセンタリングに関係する)
4. IC,PCのカーブを変更(異物感、涙液交換、センタリング、レンズの動きに関係、)
5. フロントベベルを薄くする(センタリング、涙の交換)
6. ベベル幅の変更(広くまたは狭く:周辺圧迫、動きの改善、涙の交換)
7. MZ加工(円周状の溝)を加える(固着の軽減、瞬目の少ない人、大きな目などレンズの動きを補助するためのデザイン)
8. 直径を小さく加工する、(角膜の形状に合わせる)
9. レンズ表面のごく浅い傷であれば研磨で取ることができます(度数の変化に注意が必要)
10. レンズの前面に研磨を加える度数の上げ下げ(度数変更の範囲は±0.25D程度と考えてください。0.50D以上の度数の変更につきましては、現場で当社営業技術社員の意見を聞いてください。)
11. レンズエッジの極々小さな欠けは、直径を小さくすることや、トランケーションでとることが出来る場合があります。
12. その他(主なデザイン調整を列挙しましたので、その他の事項の具体的な内容は割愛させていただきました)調整のしてもらえる眼科医でご相談ください。
このように、サンコンタクトレンズは長く利用できる経済効果のあるレンズです。
★デザイン調整できない事項(そこにないものを付け足すことはできません。)
BCは変えることはできませんし、限度を超えた度数の変更(何度も度数の上げ下げ)を繰り返してよいわけではありません。また、限度を超えた度数の変更は光学部分の変化が起こるため、そのレンズが使用できなくなる恐れがあります。
角膜の形状は変化しますので、私たちサンコンタクトレンズは、その時々の角膜形状に最も合ったHCLのデザインを提供するため、デザイン調整技術を出張サービスで提供しております。